DPCの適用について
2020年4月から当院の入院医療費の計算方法がDPC方式に変わります
● DPC(診断群分類包括評価)方式とは
患者さんの傷病名に応じて、厚生労働省が定めた1日当りの定額の医療費を基に、医療費を計算する『包括払い』方式です。
● DPC対象となる患者さんについて
2020年4月1日以降に新規入院された方で、対象傷病の方。
病気の種類によっては包括金額が定められていないものもあるため、その場合はすべての治療項目が出来高計算となります。
また、労災保険や交通事故等の保険証を使用しない患者さんについては、出来高方式となります。
● DPCの計算方法について
今までは、実施された診療の費用を合算して計算する方式(出来高方式)でした。DPC方式では、1 日あたりの入院点数の中に、入院料・投薬・検査・レントゲン等が含まれています。手術や高額な処置・リハビリテーションなどは出来高払いで計算されます。
DPC に関するQ&A
入院した場合は、すべてこの制度の適用となるのですか?
2021年5月1日から6階病棟、7月1日から4階病棟に入院の患者さんが新たに対象になりました。
以下の場合は従来どおり出来高払いとなります。
- 労働災害・公務災害・交通事故等の自由診療で入院された方
- 入院後24時間以内に亡くなられた方
- 病名が診断群分類に該当しない方
DPCになると、診療費は高くなりますか?
患者さんの病気や診療内容によって入院医療費が決まります。したがって、患者さんの症状や処置内容によって多少の増減があります。
医療費の支払い方法はどう変わりますか?
お支払方法は基本的には変更はありません。診療費の一部負担金や食事代、個室料金等はこれまで通り負担していただきます。
高額療養費の扱いはどうなりますか?
高額医療費制度の取扱いに関しては、これまでと変わりません。