PEG(胃ろう)造設と交換について
PEG Percutaneous Endoscopic Gastrostomy(経皮内視鏡的胃ろう造設術)

PEGは口から充分に栄養が取れない患者さんに、内視鏡を用いて胃に栄養を送るための小さな穴を作り、その穴にカテーテルを入れる手術のことです。そのカテーテルを通して栄養を摂取します。
どのような患者さんに適応?
必要な栄養を口からうまくとれない患者さんです。例えば脳血管障害(脳梗塞、脳出血)にて飲み込む力が無くなったり、むせたりする患者さん、食道、頸の腫瘍などで通りが悪く食事を取りにくい患者さんなどです。
適応外、胃ろうできない患者さん
胃切除後、腹水貯留、内視鏡(経鼻でも)で通過不可能な患者さん、他、出血傾向がある場合など、詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
メリットは?
点滴からの栄養より胃-腸から吸収による栄養が優れているのは明らかで、鼻から(経鼻胃管)の栄養補給に比べてもむせ、吐き気もしにくく肺炎の危険性が低下します、また口から食事をとる訓練、言語訓練もしやくなります。口から食べられれば胃ろうとの併用が可能です。患者さん、介護者の負担も軽く自分で抜いてしまう心配が少なく、在宅、施設の管理がしやすいのが特徴です。また入浴も可能であり御家族で簡単に栄養剤の注入ができます。

胃ろうの造り方
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内視鏡挿入し場所確認 |
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局所麻酔+胃壁固定 |
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カンガル-セルジンガ-PEGキットにて造設 |
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カテーテル留置 |
胃カメラと造設キットを用いて15分間程で作ることができます。内視鏡を用いて胃に栄養を送るための小さな穴を作り、その穴にチューブを入れます。麻酔は皮下までの局所麻酔ですが、鎮静のために抗不安薬を静脈注射します。手術後1~2日に水分を数100cc注入し、2-3日目から経腸栄養剤を開始します。固定糸の抜糸は胃への通りが完全にできる10-14日後で、抜糸と同時に退院可能です。
合併症;感染 出血 腸管(大腸)穿孔などあります。
術前、術中の抗生剤、採血、腹部CT検査にて予防しております。
胃ろうのカテーテルの種類
大きく2つに分けてバルーン(風船型)とバンパーに分けられます。
当院では以下の理由でボタン型バンパーを採用しております。
- バルーン型より交換がやや煩雑ですが、抜けにくく交換時期が長い
(バルーンは約2カ月毎でバンパーは約4-6カ月毎です) - ボタン型は指先で開閉がむずかしいですが見た目が目立たず、ひっかかりにくい。
しかしながら介護者のニーズにあわせて変更しております。
介護者が在宅にてカテーテル交換希望するならバルーン型へ、また接続困難と感じるならならチューブ型へ。

胃ろう交換について
耐久性はありますが、異物であることに違いはありませんから、バンパー型の場合約4ヶ月から半年に1回定期的に交換を行います。
内視鏡、麻酔なしで数分で交換できます。
交換後はその日から食事も入浴も自由です。
初回交換時には内視鏡で確認しながら交換する事があります。
バルーン型なら在宅にて交換もできます。必ずかかりつけ医に相談して下さい。

当院では交換時最大の合併症である、腹腔内(胃と腹壁の間)誤挿入を防止するためにガイドワイヤーを挿入して交換しております。交換前に胃内に挿入して道筋を確保することで安全に行えます。また交換後は造影剤をカテーテルより注入しレントゲンにて再確認しております。
その他詳しくはかかりつけ医にご相談ください。















