医療法人医誠会 城東中央病院
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医師紹介

脳神経外科 今井治通

脳神経外科 今井治通 今年から城東中央病院の脳神経外科に着任することになりました。専門は脳神経外科で脳卒中の専門医の資格を持っています。和歌山医大を卒業後、30年前より、脳神経外科の仕事をしてきました。和歌山医大脳神経外科助手、和歌山労災脳神経外科部長、和歌山医大紀北分院脳神経外科助教授となり、3年前から、兵庫県の“たずみ”病院で脳神経外科臨床医として勤務しました。

脳血管の神経支配の研究を中心に、脳血管障害の基礎と臨床に関する仕事を国の内外で発表しています。主な研究は神経性の脳循環調節機能に関するものです。脳卒中に関心を持ち、いかに脳卒中を予防するかという仕事をしています。
冬場になり、寒くなると、血圧が上がり、高血圧性脳出血やくも膜下出血が起こりやすくなります。特に最近、景気が不安定で、世の中が大きく変化しつつある時期です。また、この冬は、新型インフルエンザが流行すると予想されています。ストレスがかさなり、体調が悪くなると脳卒中を起こす可能性が高くなってきます。

脳卒中の前兆としては、

  1. ふらふらまっすぐ歩けない
  2. 片方の手足のしびれ、脱力
  3. 言葉が出ない、理解できない
  4. 片目が見えない、視野が欠ける、二重に見える
  5. 急にめまいがする

等の症状があります。

この様な症状があればすぐに受診し、神経学的検査、CTやMRIをお勧めします。早めの受診で、脳の障害を最小限にとどめ、再発を予防し、脳損傷の増悪を阻止することが出来ます。頭痛などの症状や脳卒中の前兆のある方は、ぜひ脳神経外科や脳卒中の専門医の受診してください。

日本の人口構成は変化しつつあり、これまでに類を見ないほどの速度で、長寿社会に突入してきました。また、今年は、アメリカ大統領も変わり、日本の政治、経済、社会も不安定で、大不況を迎えつつあるといわれています。この様な時期に“うかうか病気もしておれない時代になった”という感がします。精神的なストレスが過度になり、過労が重なり、血圧の変動が激しくなり、脳卒中のリスクが増大することが危惧されます。脳の病気で、大きな障害を残し、家族に負担をかけるのは大変なことになると心配している方が増えています。健康維持のため、ウォーキングや筋力トレーニングで体を鍛え、メタボリック症候群を防ぐよう努力している人たちも増えています。脳のトレーニングも、いろいろな方法で推奨されつつあります。

リハビリテーションにより、症状の改善が早められるとの情報が出されていますが、いかにリハビリテーションの技術が進み、設備が改善され、発展しても、いったん完全に失った神経機能をもとにもどすことは不可能です。大きな脳損傷を引き起こすような、脳卒中をいかに予防するかということが最も重要と思います。脳卒中である脳出血や脳梗塞による、麻痺、知覚障害、認知障害を予防し、元気に過ごすために、症状の強くなる前の、比較的軽症または前駆症状の時期に検査、診断、治療を積極的に計画することが望まれます。

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